大豆栽培のポイント

土壌の改良、適期播種及び発芽率の向上、除草対策、排水改良、病害虫対策、適期収穫です。


大豆の播種

播種適期は7月10〜7月20日頃です。

この時期は、梅雨期と重なっており、一度大雨が降ると1週間程度は播種出来なくなるので、ほ場によって早まき・遅まきになってしまいます。

この地域の品種は福岡県奨励品種のフクユタカで、播種量3〜8kg/10a、畦幅65〜70㎝です。

「フクユタカ」について

草姿はよいが、やや倒伏しやすいので極端な密植や早まき(6月まき)はさける必要がある。子実は大粒でやや光沢があり美しいが、へその色が淡褐色で裂皮しやすい欠点がある。しかし、収量は高く、また蛋白質含量が高いので豆腐用としての実需者の評価は高い。(「写真図解転作ダイズ 400キロどり(農文協)」から引用)

 私は、過去に播種量が多く密植になったことがありますが、徒長して弱い台風で倒伏し、その後の栽培管理に苦労したことがあります。


大豆の生育期間

中耕・培土

排水性の向上、湿害防止、,根粒菌増殖の促進や除草を目的として、1〜2回程度主に8月にトラクタにロータリーカルチを装着して作業を行います。

特に雑草防除の効果は重要で、作業は生育及び覆土の度合い等をみて慎重に行う必要があります。

大豆畑の雑草

主な大豆畑の雑草は、メヒシバ、スベリヒユ、アゼガヤ、イヌビユなどです。除草剤を出来るだけ使わない方針ですので、培土技術、田畑輪換など耕種的防除の方法を見つけ出さなければなりません。

 

(強雑草のメヒシバ)


大豆の害虫

大豆の害虫で一番問題なのは、ハスモンヨトウで、最も被害をもたらします。

まず、分散前の幼虫が群生した白変葉は、ほ場に入って手で除去します。不幸にも発生が拡散した場合、この害虫を減少させる方法は現在、プレバゾンフロアブル5水和剤の散布が最も有効となっています。私も過去に無農薬を試行したことがありますが、無農薬では、葉はほとんど食い尽くされ、茎だけになりました。隣近所に幼虫が拡散し迷惑がかかります。

 

次に怖いのは、マメハンミョウです。この害虫は突然ほ場に飛来し、分散して集団を作り食い荒らします。8月以降になったら、ほ場の中に入って早めに見つけることが肝心で、薬剤なしで防除は可能と考えています。

 

 


大豆の収穫

悪戦苦闘して育てた収穫間近の大豆です。

収穫適期は、莢を揺すって音がするようになり、茎が音をたてて折れるようになればOKです。


大豆の食品としての特徴

大豆は調理しにくい食材と思われがちですが、タンパク質が豊富で優れた栄養素を備えており、いつも手近に置きたい食材です。

2016.07.03撮影

 

大豆は種子乾燥重量でタンパク質が約40%、脂肪が20%含まれ、鉄分、カルシュウム等のミネラルやイソフラボン、サポニン等の機能成分を多く含んでいます。

豆乳にしたり、発酵させて納豆にしたり、また「きな粉」にして餅とともに食べるのは、最も良い食べ方ではないかと私は考えています。

大豆のことではないですが、餅は調味料も入れないし、加工・保存(水もち)も簡単ですのでもっと日常の生活の中で食するようにしたいものです。