水稲栽培を紹介します。

プール育苗

種子はヒノヒカリです。1箱(30×60㎝)当たり110g播種。

種子消毒は、農薬は使わず酵素処理で行い、ビニールを敷いたプールに水を貯めて苗を育てます。田植に使う苗は、2025年産は20日苗を使用しました。育苗作業は病害の発生を防ぐため乳酸菌や光合成細菌を散布します。

水田の生きものたち

6月下旬の田植え後から7月上中旬頃、水田にはカブトエビのほかホウネンエビ、カイエビなどが泳ぎ回り、賑やかになります。

その後7月下旬から中干・間断潅水で水を切るので、それ以降、田んぼで泳ぎまわる主な生きものは主に「かえる、おたまじゃくし」となります。私が小さい頃はドジョウ、ザルガニ等が一杯いて、懐かしいです。

 

カブトエビ

2016年7月6日撮影。

ホウネンエビ

2019年6月28日撮影。孵化直後だと思われます。

 

 

 

虫害

最近、秋うんか(トビイロウンカ)の発生が多くなって来ているのではないかと思います。地球温暖化などが増加に関与しているのか、原因究明が待たれるところです。昭和の頃はニカメイチュウが大害虫でしたが今では見たことはありません。

2014年産から殺虫剤は全く田んぼで使用していないので、収穫期まで持ちこたえるのか心配していますが、部分的には食害されて坪枯れを起こし減収しています。

乾燥・調整

2012年9月に遠赤外線乾燥機を導入しました。この乾燥機は、乾燥時間の短縮などで燃費が従来型に比べ大幅に削減出来、太陽光に含まれている遠赤外線を含むため、穀物の表面と中心部にほとんど温度差が生じず、自然に近い乾燥ができるため、食味が向上します。

 

籾から玄米へ(籾摺作業)

おいしいお米のための保管・調整方法

お米はほ場毎に土壌条件などで食味が異なるため、田んぼ毎に分別して保管しています。

まず乾燥したら籾で保管し、温度の上昇とともに穀物害虫が発生するので、3月下旬頃までに8割程度を籾摺りして13℃前後の保冷倉庫に移します。

その後、消費に応じて精米し消費者に届けます。

2019年産以降は米穀検査の都合で2019年11月で全てのお米の籾摺及び検査は終了しています。

2025年産から検査する労力を削減するため、未検査米として出荷を始めました。