水稲栽培を紹介します。

緑肥の鋤込み

毎年、1ほ場を基肥用として緑肥を鋤込みます。2013年産まではれんげそうを作付けしてきましたが、雑草に負けてしまうので2014年産から雑草に強く、生育旺盛なヘアリーベッチを作付けしています。

2016年10月の播種後、淺耕耘しないで2017年5月に鋤込んだヘアリーベッチは発芽率が良かったです。

ヘアリーベッチとは

ヘアリーベッチは土壌に窒素を固定する緑肥として利用されるマメ科ソラマメ属のツル性植物で、雑草抑制効果(成分はシアナミド)が高く、地力増進効果も高いそうです。

プール育苗

種子はヒノヒカリです。1箱(30×60㎝)当たり105g播種。

種子消毒は、農薬は使わず温湯消毒(60℃、10分温湯に浸す)を行うので、病原菌が少ない地下水を使う必要があり、中古ビニールを敷いたプールに水を貯めて苗を育てます。田植に使う苗は、毎年30日苗を使用します。

水田の生きものたち

6月下旬の田植え後から7月上中旬頃、水田にはカブトエビのほかホウネンエビ、カイエビなどが泳ぎ回り、賑やかになります。

その後8月以降、水の中で泳ぎまわる主な生きものは「おたまじゃくし」多くなってきます。

水田除草機及びジャンボタニシによる除草

2014年産から全ほ場で除草剤を使わないで、クスミリンゴガイ(外来種で通称ジャンボタニシ)と水田除草機を併用した除草を行っています。

当初は雑草をほぼ抑えることが出来ていましたが、除草剤を数年以上散布しなくなると、次第に様々な雑草が発生するようになってくるので、丁寧な代掻きや深水管理等と併用した雑草のコントロールが必要だと思います。

虫害

最近、秋うんか(トビイロウンカ)の発生が多くなって来ているのではないかと思います。地球温暖化などが増加に関与しているのか原因究明が待たれるところです。

2014年産から殺虫剤は全ほ場使用していないので、収穫期まで持ちこたえるのか心配していますが、部分的には食害されて坪枯れを起こし減収しています。

籾から玄米へ(籾摺作業)

乾燥・調整

2012年9月に遠赤外線乾燥機を導入しました。この乾燥機は、乾燥時間の短縮などで燃費が従来型に比べ大幅に削減出来、太陽光に含まれている遠赤外線を含むため、穀物の表面と中心部にほとんど温度差が生じず、自然に近い乾燥ができるため、食味が向上します。

 

おいしいお米のための保管・調整方法

お米はほ場毎に土壌条件などで食味が異なるため、田んぼ毎に分別して保管しています。

まず乾燥したら籾で保管し、温度の上昇とともに穀物害虫が発生するので、3月下旬頃までに8割程度を籾摺りして13℃前後の保冷倉庫に移します。

その後、消費に応じて精米し消費者に届けます。